こんにちは、絵日記ブログ「だいごろうの1日」のあざみです。
前回の続きです。
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お腹に宿った小さな命はスクスクと成長し
誕生のときを指折り数える日々。
相変わらず夫は仕事が忙しい。
休日出勤も多く一緒にいられる時間は限られていた。
たまに早く帰ってきても
会話はほとんどない
私が目の前に座っていても
携帯や動画を見てばかりで話しかけにくい。
1日中仕事してたんだし、
家に帰ってきた時くらいゆっくりさせてあげなくちゃ。
それに私もずっと家にいただけで
大したこともしてないから特に話すこともないし……
そもそも付き合ってる時から会話の多いカップルじゃなかったし
そう思ってあまり会話もしなかった。
さらに、仕事が立て込んでいる時期は
溢れ出るピリピリモード
表情を見ただけで機嫌が悪いとわかる。
そんなときはよけいに話しかけずらい。
まあでも、私は専業主婦だし
仕事をしている夫を優先しなくちゃ。
いつの間にかそういう考えが定着し
夫の機嫌によって接し方を変えるようになっていた。
その一方で……
仕事を辞めて専業主婦になった私は
家で出来る夫の仕事を手伝いながら暮らしていた。
その一方で、心の奥底にずっとあった思い
本を出したい
学生の頃から抱いてきた夢。それが出版。
もともと文章を書くことが好きだった私は
いつか本を書きたいと思っていた。
当時は、何について書くかも
まったく決まってない漠然とした夢。
でも一度きりの人生だからとにかく挑戦してみたい!
自分の得意なことを活かしたい!
そう思った私は
ブログを始めた
この時はまだ育児ブログじゃなかったけど
今できることを何でもいいから初めてみたかった。
しかし、まだ何の成果も出ていないので
自分の都合で夫の仕事に支障をきたすことはできない。
頼まれた仕事を優先するので思うように作業は進まない
また、妊娠中の謎の無気力にも襲われ
いつしかブログから遠のいてしまっていた。
私はこのままでいいのだろうか。
本当にやりたい事はなんだろう。
心の片隅ではいつも
モヤモヤした気持ちが渦巻いていた。
次回
ついに長男を出産。
愛するわが子が産まれ、これ以上ないほどの幸せを得る。
しかし、思い描いていた「家族」の形とは
かけ離れていくのだった……