「私が介護の仕事を始めるまで⑥」の続きです。
主任に背中を押され、介護施設で働く為に
面接の電話をかけました。
介護の仕事が私に務まるかどうか
自信はないままでしたが、
当たって砕けろ!という気持ちで臨みました。
(※「ヘルパー2級」の資格は現在廃止され
「介護職員初任者研修」という資格に変わっています。)
大学の授業や実習がある日は仕事ができないので、
まず面接で受かるかどうかも分からないと思っていましたが
あっさり働くことが決まってしまいました。
ここまできたら、後には引けません。
新規オープンの施設なので
利用者様が入居される前にできるだけ勉強しておこうと思いました。
当時、介護の仕事をするならば、
まずは「ヘルパー2級」を取得しなければ!と
面接後すぐに手続きをしました。
この時、新規オープンの施設が数ヶ所ありましたが、
私は認知症の方を対象とした小規模の施設「グループホーム」で
働くことになりました。
認知症の方と接する機会もありませんでしたし、
グループホームという施設も初めて聞きました。
全くもって未知の領域です。
でも、やるからには一生懸命働かせていただこうと思いました。
介護の仕事を始めてから、一度主任と食事に行きましたが
それ以来連絡を取っていません。
お互いに新しい場所で仕事を始めることになり
忙しくなったということもあったと思います。
主任は今、何をしているのでしょうか。
私は、介護の仕事を諦めていたあの時
主任に背中を押されたこと、とても感謝しています。