こんにちは、絵日記ブログ「だいごろうの1日」のあざみです。
前回の続きです。
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夫の仕事を手伝うことをやめて
自分のやりたいことに専念するようになり
しばらく経った頃
三男はあまり手がかからないし
お兄ちゃんたちも成長してきた。
あの怒涛の年子乳児期と比べると
子育ても、とりあえずひと段落してきたように思えた。
夜も一度寝たらめったに起きないので
夫婦の時間が増えた
子ども達が寝てから
二人でキッチンの片隅に椅子を並べて
晩酌するのが秘かな楽しみとなっていた。
数年前のピリピリとした空気感はもうない。
夫も私も、お互いが自然体でいれて
そんな時間が心地よかった。
そんなある日の夜のこと
夫が私に向かってこんな話をしてきた。
私の話!?
夫は仕事でよくセミナーに参加するのだが
そのとき、参加者の前で夫が
「お金を稼ぐ理由」について
プレゼンテーションをすることになり
私の話をしたのだという。
仕事先で家族の話をするタイプの人ではない夫。
私の話をしたことにとても驚いた
それにしても、どうして私の話を?
どんな内容か想像もつかないまま
夫が話しはじめた
子どもが三人いて
少しも目が離せない状況で
自分の時間もまともにない
そんななか、妻は
夢である書籍化のために
進み続けています
そんな才能ある彼女が
僕の仕事を優先してくれている
だから
僕の夢は……
私のための大きな夢
家政婦さんを雇うなんてどこの貴族だよ!って
壮大すぎる夢に思わず笑ってしまったけど
夫が育児に参加するようになって
子育ての本当の大変さを理解したからこそ
こんな言葉が出たんだと思うと嬉しかった。
そのうえで私の夢を認めてくれて
応援しようとしてくれる。
結婚して5年、いろいろあったけど
この人と結婚して本当によかったと
思った日だった。
次回
仕事ばかりで子育てに参加せず
家族がバラバラになりそうなとき
夫はどんなことを考えていたのか……
夫側の視点に立って当時を振り返ります
づづく